環境に配慮した農法

大潟村では、環境負荷をできるだけ減らし、自然と豊かに保つことが農業者の社会的責任であることを自覚し、環境と消費者ニーズに対応した農法へと移行してきている。
※大潟村農業 環境データブック2006より

1.化学肥料の使用

10a当たりに投入される肥料成分は、窒素4.3kg、リン酸2.7kg、カリ1.5kgである。
水稲への投入量は、全国平均値と比べると、全国を100とした指数で窒素55、リン酸25、カリ17と著しく少ない。

耕地面積あたりの化学肥料成分(窒素、リン酸、カリ)投入量

大幅な減肥が可能な理由

・大潟村の土壌は窒素やカリ、リン酸、カルシウム、マグネシウム、など作物に必要な土壌養分が多い。
・カリなど灌漑水から供給される養分が多い。
・稲ワラなどの有機物が土壌に還元され土壌養分として蓄積されるなど養分の天然供給量が豊富である。

2.有機質肥料・堆肥の生産と利用

有機質肥料成分の10a当たりの投入量は、窒素1.8kg、リン酸2.3kg、カリ1.0kgであり、水稲における有機質肥料の全国平均値と比べると、全国平均値を100とした指数で窒素56、リン酸44、カリ50である。

耕地面積あたりの有機質肥料成分(窒素、リン酸、カリ)投入量

3.農薬の使用

10a当たりの投入量は2.9kgであり、全国平均(水稲)6.8kgの43%と少量である。

耕地面積あたりの製剤投入量

いもち病の発生が少ない理由

・比較的風が吹く日が多いため、いもち病菌が好む多湿条件になりにくい。
・稲体のケイ酸含有率が高く硬い体質になるため、いもち病菌に冒されにくい。

大潟村について

Copyright© JA OGATAMURA All Rights Reserved.